姫野華玖耶と七つの悪夢(プレイバック)008

 当時は、人に好かれる最高の手段だと思っていたからね。
 だけど、当然、そんな私を快く思わない人間も出てくる。
 特に、女生徒だね。
 女と嫉妬は切っても切れない関係だからね。
 私は嫉妬に狂った女生徒達の格好の餌食にされてしまったんだよ。

「今日から、この部屋でお世話になります、姫野です。よろしく」
「えー、お世話したくなーい」
「私もぉ~」
「という訳で出て行ってくれないかな?」
「そ、そう言われても……」
「じゃあ、あなたのベッドはそこのクローゼットの中ね」
「そ、そんな……」
「私達は別に苛めているんじゃないのよ、ただ、貴女、綺麗だから、いっぱいお洋服で着飾れるように特等席を用意してあげようって思ってさぁ……」
「ぷっ、そりゃいい、そうよ、私達は親切で言ってあげているのよ。ありがたく思ってね」
「………」
「何、黙ってんのよ、何とか良いなよ」
「気にいらねぇンだよ、おめーよ」

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