姫野華玖耶と七つの悪夢(プレイバック)116

 そうだ……悪霊が居るんだ……
 別に、天使や悪魔が居たって不思議じゃない……
 そして、天使と悪魔は俺の目の前で戦いを始めた。
 戦いと言ってもそれは歌合戦のようなものだった。
 天使が歌い出すと辺りは光がちりばめられていく。
 逆に悪魔が歌い出すと辺りは薄暗くなっていく。
 天使の歌詞は希望を語り……
 悪魔の歌詞は絶望を語っていく……
 俺は呆然と見ていたが、倫が両手のひらを重ね、膝を折り、祈るような姿勢を取る。
 続けて、勇作が、藤崎が、北村が同じ姿勢を取る。
 姫野の事が心配で側にいた生島も同じ姿勢を取る。
 最後に、俺も同じ姿勢をとり、ただ、姫野の無事だけを祈った。

(ぎゃああああああぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁっ……)
 祈りが通じたのか悪魔の力が次第に弱まって来る。
(皆さん……もう少しです)
 天使が俺たちに力を求めてくる。
 俺は力の限り、祈り続けた。
 気付いた時……俺は気を失っていて……

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