姫野華玖耶と七つの悪夢(プレイバック)121

 俺はこの事件の勢いのまま、姫野に再度アタックした。
 返事は……
「まずは、お友達から始めましょう……」
 ――だった。
 だけど、その言葉には彼女の好意がかなり感じられた。
 いきなり、キスとかしちゃったけど、俺も姫野もお互いの事をまだ、よく知らない。
 少しずつ俺の事を姫野に知ってもらって、俺も姫野の事を理解していこう……

 そう思った。
「あ、そうそう……山下君……」
「な、何、姫野……って、いひゃい、いひゃい……」
 俺は、姫野に思いっきりほっぺたをつねられた。
「これは、私のファーストキスを奪った分……これでチャラにしてあげるわ。交際が決まってからしてよね、あーゆーことは」
 顔を赤く染めて姫野がぷくぅ~と軽く怒ってみせる。
 でも、それが、怒ったふりなのは、俺でも解った。

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