ぴえろ君の恋愛事情(プレイバック)146

 美少女フィギュアである……
 女の子の彼女にとってはどうしても買いにくいものであるのだが、幼少期、人形遊びが出来なかった反動で、彼女はフィギュアに魅せられた。

 限定生産品などが出ても彼女は涙を飲んで諦めざるを得なかった。
 欲しいのに手に入らない……
 そのストレスはかなりのモノだった。
 そんな時、彼女は自分が手に出来なかったモノをいくつも手にしている人間に出会った。
 太輔である。
 学校にチャラ娘ちゃんフィギュアを持ってきてうっかり外に出してしまい、先生に怒られていた。
 女子達が軽蔑した目で彼を見る中、彼女だけは瞳をキラキラさせた。
 それで、今まで、黄仮面として、何度か太輔の部屋に上がらせてもらった事があるのだが、その部屋は彼女にとっての夢世界そのものだった。
 チャラ娘ちゃんフィギュアをはじめ、セクシーフィギュアが所狭しと鎮座していたからだ。

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