バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)021

「作ってるってどれの事だよ?」
「バーチャル・リアル・パートナーよ」
「あぁ、あれか……まぁ作ってるけどさ、それが何なんだよ、一体……」
「姉ちゃん最後のわがままよ。私の若い時のイメージのバーチャル・リアル・パートナーを作って、過去に送って欲しいの。彼の元に」
「彼のって、彼方さんの所か?」
「そ。私も若くないし、最初は私自身とも思ったけどね。身体の奥でそれまで止まっていた時間が年相応になっていくのを感じる。だから私とじゃダメなの……年取った私との恋愛じゃ、彼が可哀相だもんね。代わりに若い私と恋愛をしてもらうの。人生をやり直してもらうの……好きな女の子のいない人生はちょっと寂しいでしょ?だから、ね、お願い」
「お願いって、例え過去を変えたって、今の姉ちゃんは彼方さんと一緒にはなれないんだぜ。それでも良いのかよ?」
「良いわよ。彼も、一度目の人生はずっと独りで通したんだもの。私が彼と一緒になったら不公平でしょ?私も死ぬまで独り――それで良いの」
「良いのって何処まで純愛を通すんだよ、姉ちゃん達は……」

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