バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)024

 そのパートナーには自分のパーソナルデータを入れようと思っている。
 自分の代わりに、彼方との愛をはぐくんでもらうためにだ。

 特別製のVRPの製作には五年の月日を用意した。
 通常のVRPであれば三日で出来るのを考えるとかなりの年月だ。
 それだけ、一日の思いが詰まっていた。

 一日も還暦を過ぎ、六十一歳になっていた。
 身体はあまり丈夫な方じゃないので、いつお迎えが来てもおかしくはない。
 だから、元気な内に、VRPを過去に送りたかったのだ。

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