バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)078

「彼方さん、彼方さん、聞こえるか、俺だ、真だ。って言っても、その時代の俺じゃねぇ、遙か遠く未来の俺だって、何言ってんだ俺は」
 真は確かにそう言っていた。
 何を言っているのかよく解らない。
「ゴメンね、僕は急ぐから」
 真を振り切って立ち去ろうとする彼方の腕を真が掴んだ。
「彼方さん、聞いてくれ。大事な事なんだ。今、ワクチンを送った。だが、座標があわねぇ、夕愛にワクチンを受け取りに行かせてくれ」
「どうしたの?」
「今は説明している時間がねぇ。とにかく俺の指示する場所に向かってくれ。後で説明するから」
「よく解らないけど、それが大切な事なら」
 正直、真の言っている事は何のことやらさっぱりだったが、夕愛という非日常的な存在を生活を共にしている内に、解らなくてもやらなくてはならないという部分は何となく理解していた。
 彼方は夕愛を誘導して、真の指示するポイントに来た。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント