バーチャルリアルパートナーテイク2(プレイバック)120

 待っていたのは――
「我が輩は土塊(つちくれ)である。いざ、尋常に勝負されたし」
「……これまでのお相手のレベルという訳には行かなくなって来たようですね。何となくお強い気配を感じます」
「やればわかる。さあ、こい」
「迂闊に踏み込めばやられちゃう気がするので、ちょっと間合いを取らせていただきます」
 ジリジリと土塊が間合いを詰めれば、夕愛はその分、引いて交わすという間合いの取り合いが続いた。
 それはまるで、達人同士の死闘の様だった。
 夕愛は解っていた。
 土塊の腕に触れると、夕愛のデータは腐り落ちると言うことが。
「さすがだな」
「何がですか?」
「我が輩の腐拳(ふけん)、見抜いておったか」
「何となく、その手に触ると良くない事が起きるような気がしたので、警戒させていただいてます」


続く。

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