ファーブラ・フィクタIFストーリーαボツ案08

「……君は何で、この力を……?」
「私もね。
 空想家なの。
 君もそうでしょ?
 だからこの域にたどり着いた。
 他の人と同じ事をしていたら、この力は無かった。
 私がこの力の発動に気付いたのは、6歳の頃だから、もう、10年近くになるのかな?」
「そ、そんなに早く……」
「早熟だったからね、私。
 この力が大きくなるのが楽しくて、幼い頃は色々やったな。
 だけどね。
 その力に気付いた他の人が、私を怖がったの。
 それを見て、私も怖じ気づいた。
 人に見せるのが怖くなったの。
 日和ったって事ね。
 それから私は、これを隠す様になった。
 隠れてこそこそ楽しむ様になった。
 その内、友達も結構、出来て来て、1人で居る時間が少なくなって行った。
 それからかな。
 私のこの力の精度が落ちてきたのは。
 私は1人で居る勇気がなかったから、この力に見放された。
 誰か1人でもこの力を分かち合える人が居たら……
 そう思うと悔しくてたまらないけど、それは言い訳だね。
 そんな根性じゃ、この力は大きくならない。
 だから、私は脱落しようとしている。
 それだけの話よ。
 だけど、君は違う。
 君は大きな力を持っている。
 今は小さいけどね。
 でもそれは発動して、日が浅いから。
 そうでしょ?
 君が発動したのは、2、3年前って所かな?
 まだ、生まれたてって感じ。
 違う?」

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