それは彼女が【地獄の仲人】と呼ばれるからだった。
彼女はいわゆる腐女子。
ボーイズラブ――男性同士の恋愛が何よりも大好物な女の子だった。
ドスケベ四人衆はタティーというターゲットを求めているという事で同盟を組んでいる。
だが、そこにはお互いに対する恋愛感情など、もちろん無い。
彼らはそれぞれ――
お尻が好きであり、
おっぱいが好きであり、
くびれが好きであり、
足が好きなだけなのだ。
それらの要素を全て兼ね備えたタティーという存在を追い求める同志に過ぎないのだ。
そんな彼らに【リセンシア】が加わると男同士――ドスケベ四人衆同士をくっつけたがるのだ。
彼らにそんな趣味は無いと言っても彼女は聞き入れない。
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