「自分で巻いた種は自分で狩り取りなさい」
と言った。
自分で巻いた種じゃありません。
突然降ってわいた不幸です。
と言いたいが聞いてもらえそうもない。
そうこうしている内に時間も迫ってきている。
早くしないと午後の面接に【リセンシア】が来てしまう。
彼女まで問題児だった場合は手に負えない。
早々に――少なくとも午前中までに決着をつけなくてはならない。
なんでこんな目に……
タティーは嘆くが、嘆いてもそれを解決してくれる者はここにはいない。
自分でなんとかするしかなさそうだった。
結果からみれば、タティーの圧勝だった。
この記事へのコメント