「……でさ、念のためにチャラ娘ちゃんで計って見たんだよ……って聞いてる?」
「……あぁ……そうだったね……で……何?」
「だからさぁ……計って見たんだよ、恋愛指数ってやつを……そしたら、マイナス二十パーセントって出たんだよ。壊れてんのかなこれ?……全然、正確な数字を出さないんだよな……こいつは……チャラ娘ちゃんだから捨てる訳にもいかないし……どう思う?」
「……そっか、そうだな……うーんどうだろうねぇ……」
答えをはぐらかす黄仮面だったが、気持ちは晴れていた。
それを聞いて安心したのだ。
恐らく、チャラ娘ちゃんの計測は正確だ。
マイナス二十パーセントという事は上手く行かずに失敗するのだろう。
後は葵達のように、出来るだけ太輔を傷つけずに岸和田嬢にフッてもらうだけだ。
そして、黄仮面の予想通り太輔には残念でした劇場が待っていた。
続く。
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