これは大和撫子としては、そのままにしておけない。
駆けつけたDブロック代表のリーファがサンディーを止めてくれた。
が、彼女は日本の大会に参加してはいるが、そもそも日本人ではない。
世界各地の予選大会では何処でエントリーしても良いことになっている。
つまり、例えば、日本人がアメリカでエントリーしても、アメリカ人が日本でエントリーしても良いのだ。
サンディーは日本大会のレベルが低いとバカにしたのであって、日本人そのものをバカにしたつもりはなかった。
が、【ジャパニーズ】という言葉を使った時点で、花梨は日本人がバカにされたととらえた。
九州大会に出ている結愛や関西大会に出ている綾里が勝っていたら話は別だが、例え、リーファがサンディーを倒したとしても、それは、日本人が名誉を守った事にはならないだろう。
日本人がバカにされたのなら日本人が勝たなくてはならない。
が、その時の花梨にはその汚名を返上する力が無かった。
続く。
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