「それからどうなったんです?」
白鳥君が続きをせかす。
「それは、まぁ、第十雲界まで進んだんじゃよ。無事にルフォスの核を手にしたは良いが、うんともすんとも言わなくてのう。孤児院の食堂に飾りとして置いておいたんじゃが、運命というかなんというか、吟侍がルフォスの核を手にすることになったと……そういう訳じゃ」
「ちょっと、はしょり過ぎじゃないですか。その後のインモータリティー神話とかはどうなったんですか?ギャロップ国王とクラシックさんの恋愛は?吟侍君が出てくるまで千年あるんですから、何か他にも色々とあったんじゃないんですか?」
「いや、まぁ合ったには色々とあったが、話すと長くなりそうじゃし、このくらいで良いではないか」
「良くないです。不完全燃焼も良いところじゃないですか?もっと話して下さいよ。ねぇ……」
「うん……また今度な……」
「待って下さいよぉ」
この記事へのコメント