ファーブラ・フィクタ ルーメン・テネブライ編第001話(プレイバック)014

「愚問だな。俺はエサを仲間と呼ぶ習慣はねぇな。とうぜん、あんたの事もな」
「情けをかけるような相手じゃないって事ね。良いわ。相手になってあげる。かかってらっしゃい」
「言われなくてもそのつもりさ、いくぜ、美味しそうな晩飯ちゃん」
 言うが早いかジャンクックは巨大化させた顎で食らいつこうとする。
 仲間を食べ尽くしたのはこの攻撃だというのは容易に想像がついた。
「その程度じゃ、私は倒せないわよ」
「解ってるさぁ、そんなことは……ただ、前菜喰ったからな。食後の運動だよ、運動」
「あら、そ。じゃあ今度はこっちから……」
「行かせねぇよ。今度もこっちだ」
 ジャンクックは何も無い空間から無数の大きな口を出す。
 どの口にも牙があり、獰猛そうな感じがする。
 その無数の口がキャリアを色んな角度から襲いかかる。

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