ぴえろ君の恋愛事情(プレイバック)183

 紫仮面は得意顔だ。
 もちろんこれは彼女のでっち上げ、適当に屁理屈で無理矢理結びつけているに過ぎない。
 だが、太輔の頭ではそれを疑うだけの知能指数は足りていなかった。

「あぁ……俺、何か、やる気出てきた。や……やるぞ、俺は……」
 太輔が全く根拠の無い自信を取り戻す。
 それを見て紫仮面……紫苑はウットリとするのだった。
 彼女は太輔の一挙手一投足を見るのが嬉しくてたまらなかった。
 ある意味、太輔に恋していると言っても良かった。

 目標を決めた彼は彼女の為に努力を開始した。
 高松嬢の好きな作品を研究し、その中のキャラクターを粘土で作る練習をたくさんした。
 腕はみるみる上がって行き……

「やった……やったぞ……これで彼女は俺のモ……ノ……くかぁ……」

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