第九章 ライバル達
激戦を乗り切った花梨だったが、それから一ヶ月、足枷を一気に二つ外し、修行で身体をいじめ抜いていた。
理由はティアマトとの最後の戦いでのレベル以上の戦いが全国大会、その後の世界大会で繰り広げられる事が容易に想像がついたからだ。
実は、花梨はエキシビジョンマッチ、無効試合で一敗していた。
負けた相手はアメリカの一部、地区大会の予選トーナメント敗退者にだ。
そう、予選通過者ではなく、予選敗退者に負けたのだ。
そこで、花梨は世界のレベルの高さを思い知らされる事になったのだ。
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