「そうなのか?」
「そうだ。だが、このフィールドを狙いに来る者がいる。それがデモゴルゴンだ」
「後楽、いや、【でもちゃん】でいいか、でもちゃんも俺の頭を狙っているのか?」
俺は頭が混乱しそうだった。
俺の知らない間に俺の頭の中のフィールドとやらを取り合って美少女二人が争っていたとは夢にも思わなかった。
「デモゴルゴンも造物主だ。私と同様に、このフィールドは手に入れたいと思っているはずだ」
美少女が俺を取り合っているのはちょっとは嬉しいが、頭の中に勝手に巣を作られるのはどうなのかと思ってしまうな。
「それで、俺の陣地を守れば勝ちってことなのか?」
「そうではない」
でみちゃんは否定する。
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